心斎橋　　　　詩/曲：YUCCA

あなたはそっと去っていった
あたしが悪いの　わかってる
あたしはずっと待ってた
冷たくなるまで

１１月の終わり
朝まで飲んだ帰り道
吐いた息が白くて
君の手を握った

そっと君がつぶやいた
軽い冗談まじりの
あたしへの皮肉が
気に入らなくて

君を置いていくようにして
早足であるいたの
君の声もかたちも
見えなくなってしまうように

あたしの気持ちわかってよ
追いかけて抱きしめてよ
不安定な心を
受け止めてよ

ケンカして乗り込んだ
始発の列車　わざと離れて
座ったの　疲れ果てて
うつむいて目を閉じた

心斎橋の駅で
降りたっきり　あなたの
影が見つからなくて
ざわつく心

もう終わりにしようって
あなたから言われた気がして
もう戻らない時を
ただようあたし

あなたはそっと去っていった
あたしが悪いの　わかってる
それでも意地張っていたいの
涙枯れるまで

あなたはそっと去っていった
あなたが悪いの　それでも
あたしはずっと待ってた
冷たくなるまで
冷たくなるまで･･･